視野狭窄は自らを滅ぼす

フランス各地で教員殺害テロに対する抗議デモが行われた。
18歳のイスラム原理主義者が起こしたテロ惨事は、フランスに亡命・移民したイスラム教徒の生活環境を限りなく圧迫していくだろう。
イスラム教は元来、他者への寛容の度合いが大きかった。
それ故にイスラム統治下であってもキリスト教徒のエルサレム巡礼もできた。
その間ようがあったが故にイスラムは世界の3大宗教と言われるまでに発展したのだろう。
今の西欧科学文明も、イスラムの懐で温められた文化・科学を基にしている。
しかし、今のイスラムはイランやISに体現するように“他者の排除”を志向している。
それはイスラムの伝統を否定し、自らの首を絞めているのと同じだろう。
イスラムの存続を図るなら、サラセンやオスマンの合理的寛容を思い起こす事だな。

昨夕の夕焼け